「市バス1日券廃止」後の移動最適解|地下鉄・バス1日券(1,100円)の損益分岐点と元を取るモデルルート

旧バス1日券廃止で旅行者が最も迷う「地下鉄・バス1日券(1,100円)」。元を取るための損益分岐回数と、バス渋滞を避けてタイムパを最大化するモデルコースを計算。

1. 「市バス1日券」が廃止された本当の理由

かつて京都観光の必需品だった「市バス1日券(700円)」は、2023年9月末に販売終了、2024年3月末で完全廃止されました。

廃止の理由は明快で、**「観光客が市バスに集中しすぎて市民が日常のバスに乗れなくなったため」**です。京都市は現在、バスから地下鉄への誘導(モーダルシフト)を進めており、その主力券面として位置づけられているのが「地下鉄・バス1日券(大人1,100円)」です。

2. 「地下鉄・バス1日券(1,100円)」の損益分岐点計算

普通運賃と比較して、何回乗車すれば1,100円の元が取れるのかを客観的に計算しました。

乗車パターン 普通運賃の合計 1日券(1,100円)との差額 判定
地下鉄2回 + バス2回 地下鉄440円 + バス460円 = 900円 -200円(損) 元が取れない
地下鉄3回 + バス2回 地下鉄660円 + バス460円 = 1,120円 +20円(得) 元が取れる
地下鉄2回 + バス3回 地下鉄440円 + バス690円 = 1,130円 +30円(得) 元が取れる
地下鉄4回(移動はすべて電車) 地下鉄220円×4 = 880円〜1,040円 -60円〜-220円 ICカード都度払いで十分

3. 1日券の本当の価値は「金額」ではなく「渋滞回避」

損益分岐点だけ見ると「1日に5回以上乗らないと元が取れないなら、SuicaやICOCAの都度払いでいいのでは?」と思えます。

しかし、この1日券の最大のメリットは「バスが混んでいたら躊躇なく地下鉄に飛び乗れる自由さ」にあります。

客観メモ:1日券を買うべき人と買わなくていい人
自分なりにシミュレーションしてみたら、1日に訪れるエリアが2箇所程度(例:午前は嵐山、午後は祇園)の場合は、ICOCAなどの都度払いのほうが安上がりです。

逆に「京都駅 → 二条城 → 北野天満宮 → 祇園 → 京都駅」のように3箇所以上を縦横無尽に移動する日は、迷わず1日券(1,100円)を買っておくと、お金も移動時間も最も節約できると思います。
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